ドールハウス「異国のバザール フラワーカート」


異国のバザールをテーマにしたドールハウス作品の5つのお店のうちの1店舗。
色とりどりの花を集めたフラワーカートです。これだけ単品ではあまり異国感はないですね。

ミニチュアのフラワーカート

和紙やドライフラワーのミニチュアのフラワーカート

カートは木製。タイヤはココナッツボタンです。
タイヤは回るようになっています。別に回る必要もないのですが…

ミニチュアのフラワーカート

ミニチュアのフラワーカートの底側

タイヤとタイヤを丸棒でつないで、細い木の板で覆っています。
あまり緩くてもだめだし、キツキツでも回らないので、適度な隙間を開けて囲うのがポイントです。

ミニチュアのフラワーカート

ミニチュアのカートの完成

花を入れる箱部分の外寸はW55×H23×D35mmです。2mm厚の木で作っているので、内寸は約2mmずつ小さい感じ。
持ち手やタイヤ部分を含めた全体サイズはW90×H35×D38mmぐらいです。

ミニチュアのフラワーカート

指と比較するとこのぐらいのサイズ感

カートの中の花はモデルの花はあるものの、それほど精度は意識していません。
カーネーションや薔薇はグラデーションの入った和紙で作っています。

カーネーションは帯状に切った和紙を緑のワイヤーに皴を寄せながらくるくる巻いていくだけ。
もともとグラデーションが入っているので単調な色味にならないのがいいところ。
薔薇は以前森のカフェで作った薔薇の木と同じ作り方で、一枚ずつ花びらをくっつけて作っています。(詳しくは「和紙で作る小さな赤いバラの木」参照)

ミニチュアのフラワーカート

和紙やモールで作ったカラフルな花

白いユリの花は和紙の花びらで、中央の花粉は茶色のモールの毛をはさみで削いで作ったふわふわの毛をワイヤーにくっつけて作りました。
同じような作り方で作ったのが奥の黄色のミモザっぽい花です。黄色のモールを削いで作りました。
モールの毛を削いでふわふわを生産するのは結構便利です。量はあまり作れませんが。細かい毛はこぼすと掃除が大変なのでティッシュや皿の上で削ぐことをお勧めします。あと軽いので鼻息で簡単にふっとぶのでご注意を。

華やかに作りたかったので珍しくカラフルな色を使いましたが、同じような色味のものをまとめて配置することで少しはごちゃごちゃ感が抑えられているかと思います。
あと奥に背の高めの花を配置しました。

ミニチュアのフラワーカート

この中に少しだけ本物のドライフラワーが混ざっています

花を詰めて完成…ですが、ぱっと見ではわからないと思いますが、ただカートに花を立てると配置が崩れたり倒れて隠れたりということになりかねないので、カートの中にアミングテープで15マスの内かごを作って入れました。
それにより小分けされたボックスに同じ花を詰めることで崩れを防止しています。
どうせ見えなくなるので底に粘土を敷き詰めてフラワーアレンジで使うようなスポンジみたいに刺しちゃうとか、スポンジそのものがあれば箱の大きさに切って刺すっていうのもありかなと思います。

メリハリをつける…というわけでもないですが、和紙の花の中に3種ほど本物のドライフラワー素材を混ぜました。
ハーバリウムとかで余ってたやつです。
結構馴染んでてあまり違和感はないかなと思います。

実際に海外でどんな花が売られてるのかとか全然わからないので、華やかで綺麗であれば良しと思って作りました。
いつかまた海外旅行ができるようになったら、各国の街角のお店をもっとよく観察してこようと思います。

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