ドールハウス「異国のバザール 香辛料の露店」
異国のバザールをテーマにしたドールハウス作品の5つのお店のうちの1店舗。
香辛料のお店です。
テントは赤の花柄。なんとなく香辛料というと赤っぽいイメージがあったのでこの色に決まりました。
床のサイズはW110×D75mm。奥行きはチロリアンテープ2本の幅に合わせてます。
全体のサイズはW110×D85×H113mmぐらい。
香辛料の棚は4段。下から大きめのもの、上にいくにつれて粉末が細かくなっています。合わせて入れ物も1段目(一番下)は丸棒、2段目は2mm幅の平たい板、3段目と4段目はアミングテープのカゴと変わっていきます。
どの器もパン粘土で丸い底を作り、それに素材を貼っていく形式で作りました。黒い帯はただの黒い画用紙です。
この香辛料、というモデルがあるわけではないのでそれっぽい素材を詰め込んで作りました。
1段目は100均一のドライフラワーセットから使えそうな素材を細く割いたり種を取り出したりバラしたりして詰めました。
白っぽいのは柔らかい白い花びらを縦に割いたもの。真ん中のはドライフラワーをバラしたら出てきた種を集めました。
2段目は右3つの赤、オレンジ、黄色のふわふわした素材は模型の木用の素材です。
左の赤と黄色の2つはドライフラワーを細かくちぎったものです。
3段目はカラフル。一番左の派手なピンクは2色のドライフラワー。左から2番目の薄黄色と一番右の黒は昔やった砂絵の砂の残り。
右から2番目の緑はドールハウスのイベントで昔買った青のりみたいな粉末。
真ん中の濃い黄色は固まって使えなくなった水彩絵の具をカッターで粉末状に粉砕したもの。
4段目は地味系な色味のもので、素材は模型材の砂やコルク粉など。
3段目と4段目のカゴは先に山形に粘土で形を作って、その上にボンドで素材を張り付けて作っています。
実際の香辛料の露店の写真とか見るともっときれいに山盛りになってたりして、一体どうやってるんだろうと思います。普通にディスプレイ技術がすごい。
棚は木製でバラバラにしておりたためるようなイメージで作りました。テントが不安定になってしまったので棚の後ろにつっかえ棒を入れて棚と一体型とすることで安定させました。
海外の市場といえば香辛料店が真っ先に思い浮かぶのでこのお店はすぐに決まりました。
いろんな素材の中からこれは使えそうと選ぶのも楽しかったし、固まって使えなくなった絵の具の再利用方法が見つかったのは僥倖でした。そして黄色の絵の具はカチカチに固まるけど、赤い絵の具は固まっても油分が多くて粘り気が残り粉末にはならないことを学びました。
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