羊毛フェルト「100均缶バッジキットで作るフェルトの海の子(お魚)缶バッジ4種」
発掘された羊毛フェルトで作る作品シリーズ第2弾。
海の子(お魚)缶バッジ4種です。
ダイソーさんの缶バッジキットを使って作りました。
約74mmの缶バッジキットは2つ作れるセットが入ってます。
74mmってだいぶでかいので作ってどこにつけるの?って感じですが…
ダイビングのログブック(ダイビング記録をつけるノートみたいなの)に見本がなくてもさらさらっと魚の絵が描けるようになりたい!
と、ユルいけど特徴を捉えた絵を練習しているついでに、この絵を元に羊毛フェルト作ってみるかという気軽な気持ちで始めたもの。
なので顔はニコニコ笑顔で全部一緒。どっちかっていうと魚は口角下がって目が吊り上がってる子が多くてそれはそれで可愛いんですけど、まあユル絵なので可愛く笑顔で。
【100均缶バッジキット作成記録】
お魚を羊毛フェルトで作るので土台もフェルトがいいなと思ったのですが、フェルトは分厚いので果たして缶バッジキッドに収まるのか…?とりあえずやってみよ!ってことで作業開始。
1mm厚のフェルトを使用。
缶バッジキットは上面の内側にボンドを貼って、折り込んで止めていく超単純仕様。
1mmでギリギリ収まりそうな感じだったので、折り込んだときに重なって分厚くならないように注意しながら、切込みを入れて重なる部分を切り取ったりしながら進めます。
一気に止めるのではなく、主要地点を固定しながら徐々に進めていきます。ボンドが固まるまでの間は木製クリップが活躍。
ちなみにボンドは愛用の「ボンド木工用多用途」(黄緑のパッケージで塩ビ・金属にも使えるやつ)を使ってます。
「接着剤は市販のものを使用」としか書いてないですが、たぶんただの木工用とかじゃ弱そうな気が。缶バッジの素材はスチールなので、スチールや布・紙がくっつけられる接着剤が必要です。
私の使ったボンドはバッチリ固定できました。
前面止め終わった状態。重ならないようにカットし、きれいに丸くなるよう調整した結果、こんな形に。
どうせ裏面貼れば見えなくなるので厚みさえ増してなければOK。
フェルトを貼った内側の部分にボンドを塗って裏面の缶バッジ部分を押し込んで固まるまで放置。木製クリップで止めておけば放置でOK。
1mm厚のフェルトでも十分きれいに作成できました。
表面からみても丸くきれいに作れました。
この上に羊毛フェルトで作ったお魚たちを配置してボンドで固定して完成です。
【作品紹介】
テーマは「似てるけど違う子」
同じ種族?の中でも名前も姿も似ているけど違う種類の子を集めました。
かなり趣味に走っていて、魚への愛を叫ぶ状態なのでご容赦ください。
①「クマノミ」と「カクレクマノミ」
ディズニー映画でおなじみのニモは右の子。
おそらくダイバーや魚好き以外で「クマノミ」と言われて思い浮かべるのはカクレクマノミだと思いますが、クマノミとカクレクマノミは仲間だけど違う種類です。
同じサイズで作りましたが実際はクマノミの方がだいぶ大きいです。
見分け方は体の線の数。
「1ハマ2クマ3カクレ」と覚えるといいとダイビングインストラクターさんに教えてもらったことがあります。
1本はハマクマノミ、2本はクマノミ、3本はカクレクマノミ。
日本で見られるクマノミは全部で6種類と言われていて、沖縄で全種会えます。
スズメダイ科クマノミ族の中ではやっぱりカクレクマノミが最推しですね。特に赤ちゃんが成魚と同じ模様なんですが、めちゃくちゃ小さくてめちゃくちゃ可愛いです。
②「ネジリンボウ」と「ヒレナガネジリンボウ」
ネジリンボウたちはハゼ科の一種です。テッポウエビと共生していて砂地から顔を出してる系の子たちです。
違いは背びれが短いか長いかだけで、基本的にそっくりな造形をしています。
マニアック…と思いつつ、ダイビングを始めた頃に伊豆で1度だけ会ったことのあるヒレナガネジリンボウ…また会いたい、まだ見ぬネジリンボウにも会いたいという気持ちで作りました。
絵にするときにシマシマという特徴があるというのも大きいですが。
金のレースは砂地をイメージして貼ってみました。
③「ウツボ」と「トラウツボ」
割とどこの海でも会えるウツボ科のノーマルなウツボちゃん。
実際にはもっと複雑な模様をしていますが、イラストにするとこんな縞模様で描かれることが多い気がします。
数いるウツボ科の中でもトラウツボは私の最推し。角が可愛いのと口の中も模様があるのが可愛いんです。
トラウツボの白の模様は淵に薄茶の枠が出るように、先に薄茶を刺してから白を乗せました。
上のスペースが空きすぎてしまったので、もう少し大きく作ればよかったなと思いました。
仕方なく空きスペースはレースでごまかす…
④「ガーデンイール一族」
上3つの作品と少しパターンを変えたガーデンイール(アナゴ)一族。
どうしても作りたくなっちゃったのでガーデンイール4種全部作っちゃいました。
シンジュは等間隔の白い斑点、チンアナゴは白地に黒の斑点、ニシキアナゴは黄色と白の縞々と特徴があるのですが、アキアナゴはぱっと見の特徴ゼロ。ちなみにガーデンイール系で私の持っている海水魚図鑑に載っているのはこの4種だけでした。
海で会ったことがあるのはチンアナゴとアキアナゴ(たぶん)。ガーデンイールあるあるですが、近寄ると砂に潜ってしまうので、海の中だとかなーり遠くから眺めることしかできず模様もぼんやりとしか視認できないのです。
ずっとニシキアナゴを海で見たいと思っているのですが、いまだ会えず。いつか会えるといいな。
私の携帯のホーム画面は長らくすみだ水族館のニシキアナゴ(正面顔)です。
以上、74mm缶で作れるだけ作ってみました。
他にも「チョウチョウウオ」と「カスミチョウチョウウオ」とか、「カエルアンコウ」と「クマドリカエルアンコウ」とか、「カエルウオ」と「モンツキカエルウオ」とか…私の画力があれば作りたい子いっぱいいるんですけど…まずは絵の練習からですね!
58mm缶バッジセットも買ってみたけど何を作ろうか悩み中です。
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