「ローズウィンドウ ~キットで初挑戦~」
ローズウィンドウに初挑戦。薔薇窓という名前のとおり、とても綺麗な切り絵の一種です。
欧米の教会にある丸いステンドグラスが由来なのだそうです。紙製のステンドグラスのようなものです。
たまたま仕事関係の方とお会いした際に話題に上ったのがローズウィンドウでした。
全く知らなかったのですが、話を聞いて興味を持ち早速調べて、まずはキットを購入しました。

約1000円で手に入りました。
材料だけ揃えるならもう少し安く買えますが、デザインなどもあるので最初はキットに限ります。
道具はスティックのり、細めのカッター(できればデザインナイフ)、細かい作業のできる細いハサミ、鉛筆があればできます。
紙はカラーの薄紙です。つやつやした触感です。
基本的にどの絵柄でも切り絵を3~4枚を重ねて作っているようです。
今回は赤、青、黄の信号色のデザインです。
ざっくりと作り方。
①枠に沿って円を書いて、のりしろを残して丸く切ります。
②枠の線がずれないように折りたたむ。
③一度開いてデザイン画を写す。また折りたたむ。

丸の輪に合わせて余白を残し、色紙を丸く切ります。
④カッターとハサミを駆使してデザイン通りに切りぬく。

ひたすら根気のいる作業です
簡単なデザインでも重なった紙を同じように切るのは難しい作業です。
重なった16枚を同時に同じように、しかも複雑な形に切るのは集中力が要求されます。
切れ味の良いデザインナイフとハサミがないとどうにもなりません。
青い紙、一か所しくじって、ちぎれた・・・やってしまった。
⑤全部切りぬき終えたら開く。

3色違った模様が出来上がりました
⑥台紙に順番に貼っていく。一番下は薄い色の紙(今回は白)を貼ってから切ったカラー紙を。
枠に沿って重ねて貼っていくのも意外と難しいと感じました。
折り目がついていて切れ目も入っているのでピンと張って貼るのが難しい。あまり引っ張ると破けます。

全て重ねて枠に貼った状態
これで完成です。光を通さないとわかりませんが…

窓に吊るしてみる
光を通すと3色が重なり合って全く違った模様を見せてくれます!
よく考えられたデザインだと感嘆。
色彩セラビー的な側面もあるそうなので、好きな色を組み合わせて作るとまた雰囲気が変わりそうです。
ところで失敗してちぎってしまった青の用紙ですが、奇跡的に重なり合って誤魔化されました。
初めてにしては上出来だと思います。