「森の隠れ家 ~薬草工房~」
都内で開催された講座で3日間かけて作ったモルタルハウス。中身を作りドールハウスにしました。
ハウス全体の色は自分で選べたので、森の中に溶け込むような家にしたいと思い、屋根と扉を緑系の色彩にしました。
わざと汚した壁や屋根など、シックで落ち着いた雰囲気がとても気に入っています。
モルタル製なので屋外で庭などに飾る用のものでしたが、私は最初からドールハウスにしようと決めて作りました。
童話に出てきそうな森の中の魔女の薬草工房をイメージしたドールハウスです。
室内サイズ:約W130×H200×D230(mm) ※高さは三角屋根の頂点部分まで
静かに自由気ままに暮らしたいという理由で人里離れた森の中で自然とともに生活しており、森で収穫したキノコや木の実、育てた薬草などで薬を作っています。
研究好きの少々変わり者ではありますが、人嫌いというわけではなく。
薬の効能は抜群なので薬草を分けてもらいに訪ねてくる人が後を絶たない・・・この家の主はそんなイメージです。
大釜で赤色の薬を煮込んでいます。手前の本は材料などを記したノート。
赤い薬はといえば・・・ということで材料はハートの実。体力回復の薬です。
机は調合用の作業机。重さを測る天秤や材料が置いてあります。
窓辺の緑のラインはチロリアンテープです。
家の入口の絨毯もチロリアンテープを利用しました。
チロリアンテープはリボンに民族風の柄の刺繍が施されたもので、手芸店に行くといろんな種類があります。
普通のリボンに比べれば高めではありますが、柄や太さも豊富で10㎝から買える場合がほとんどなので、ドールハウスで使うには雰囲気も良くてちょうど良いです。
小窓一つでは室内が暗いので、天井にライトを設置しました。暖色の黄色っぽい色のライトを選んでいます。
ファンタジックな世界観の作品ですが、色彩は落ち着いた色を使うよう心がけました。
ちょうどペンギン雑貨店と同時進行で作っており、あちらはポップカラーで子どもっぽさもある作品だったので対象的な感じで作りました。
難しかった点としては、扉からしか中を覗けない構造のため、奥行きの使い方やモノの配置は結構考えました。
結局、奥から高いものや大きいものを順に置いていき、手前は低く細かいものを配置しています。
よく考えるとこれまであまり奥行きにある作品を作ったことがなかったので勉強になりました。
室内小物の詳細は別途記事を書きます。
家具&小物の詳細紹介はこちらへ ⇒ 「森の隠れ家 家具&小物」(ミニチュアカテゴリー)