「趣味を愛する4人の部屋 ~読書~」


趣味4部作として作成したドールハウス「読書の部屋」。
タイトル通り読書を愛してやまない女性が暮らす部屋です。部屋中に積み重なった本は哲学書から文学までいろいろで、コーヒーを飲みながら本を読む時間が彼女の至福の時間です。

ドールハウスを作るとき、特に部屋の場合には住んでいる人の詳細設定を考えます。
性別年齢、性格、好きなもの、雰囲気などなど。さらにこの作品は共同生活している4人という設定で趣味4部作としたので、各部屋の住民との関係も重要です。

ミニチュア 本棚

溢れて本が入りきらない本棚と本の山

この読書の部屋の住民の設定は、だいたいこんな感じ。
● 4人のリーダー的存在の若い女性
● 好きなものは読書、コーヒー、静かな時間
● 基本は冷静沈着、クールな頭脳派だが気が強い
● 自分のことには無頓着、そして鈍感
● 家事は苦手(故に片付けも不得手)
● イメージカラーは赤

以上を元に色彩や置くものを決めています。
茶系で全体的に落ち着いた雰囲気にまとめ、スリッパやクッションなどの小物をイメージカラーの赤でアクセントとしました。
赤を入れたことで落ち着きすぎず、女性らしい華やかさも出せたかなと思います。

ソファとコーヒー

スリッパ、クッション、時計等の小物は赤系で統一しました。

クッションは約1㎝の布を縫い合わせて作った手作り品です。
ソファは新聞紙を適度な大きさに折り、布を巻きつけて組み立てました。

この部屋の主役である本は表紙のカラーペーパーの間にバルサを挟んで作ってあります。
本のタイトルは実在するもの半分、創作半分です。

壁のミュシャのポスター

アルフォンス・ミュシャの「椿姫」

少々壁が寂しいかなと思ったのでアルフォンス・ミュシャの「椿姫」のポスターを貼りました。ミュシャ展のチケットから切り抜いたものです。
脱線しますが、ミュシャの繊細な線や色彩が大好きで、展示会があれば足を運び、本物のミュシャのステンドグラスが見たいがためにチェコの聖ヴィート大聖堂まで旅立ったこともあるぐらい好きです。
この部屋のイメージに一番しっくりくるのが「椿姫」だったのでポスターとして貼りました。

このドールハウスの箱は組み立てるだけの既製品で、サイズはW230×H180×D100mmです。
前面にほこりよけのスライド式ガラスがついています。
趣味4部作は全てこの同じ箱を使っています。

ちょっと昔の作品なので拙い部分もありますが、雰囲気としてはかなり気に入っている作品です。
初めて家族以外に見てもらった作品でもあるので、想い出深い作品でもあります。


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