「海賊船(帆船模型風)ドールハウス【外観】」
碇型のパーツを見て海賊船を作りたくなったので帆船型のドールハウスを作りました。
船長室、食堂、宝物庫、倉庫の4つの部屋を想定して図案を書き起こしました。
まずはイメージ図を書いて、それから必要パーツを書き出し。
自分では木材を真っすぐ切れないので、東急ハンズで図面を書いて切ってもらいました。ものすごい細かいパーツ分けで店員のお兄さんに申し訳なくなるぐらいでしたが…
組み立ては右、中央、左の3分割で。4つの部屋にそれぞれ電気を配置しているので、配線も終えてから3つを繋ぎ合わせました。
船のカーブをどう表現しようかと思ったのですが、結局ちょっと段差をつけるだけの形になりました。
わかりにくいですが、甲板を含めた床には1ミリのバルサを重ねて貼ってあります。
バルサのざらっとした質感と爪で簡単に床模様が描けるので、ちょっと床をボロボロにしたりなど質感が出しやすいので重宝します。
塗料はごく普通の茶色の「オールナット」と濃いめの茶の「ダークブラウン」を使っています。
主に室内がダークブラウン、外観がオールナットです。
最初は全て濃茶でいこうと思っていたのですが、ちょっと暗くなりすぎるかなと思ったので外側は明るくしました。
メタルプライマーは金属に吹きかけるとアクリル絵の具などで着色できるようになる便利用品。
茶と朱色と黄色の絵の具で着色して錆びた金具を表現するのに使いました。
舵も手作りしたかったのですが、いろいろ考えた結果無理だと判断してネット通販で市販品を購入しました。
市販品を馴染むように全体と同じ色に着色しています。
どうでもいいけど舵は回るように設置しました。
碇はパン粘土で作りました。黒い絵の具を混ぜ込んだ粘土に金のアクリル絵の具を塗りました。ちょっと古ぼけた雰囲気に。
鎖はアクセサリー用の金古美チェーンを買ってきました。
帆は生成りの布を縫って作っています。毎日昼休みに内職をして仕上げました。
四隅に細いワイヤーを仕込んで形を保っています。
本当はもっと帆のたくさんある船にしたかったのですが、時間的都合等により簡素な形になりました。
帆船模型の本や写真を見たりして帆の張り方やロープの張り方を研究しましたが、全くわからず。
初心者向けじゃなくて理解不能。船舶模型作る人凄いなってことだけはよくわかりました。加工難しいし、細かい。
仕方がないので雰囲気で仕上げました。私が作りたいのは帆船模型じゃなくて、あくまでも船型ドールハウスの外観だと言い聞かせて。
船長室になる予定の部屋にはアクリル板を入れて大きな窓を作りました。
結局、船としての形になるまでに構想から10か月も掛かってしまいました。いつも通り放置期間が長かっただけですが。
複数部屋が繋がったドールハウス作るのは初めてで、だいぶ大がかりなものになりました。
時間があればさらに大砲やランタンも搭載したいと思っています。
各部屋の紹介はまた次回。
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